古い実機の環境整備とバックアップ
2月24日 晴れ 北風
古い実機の環境整備していろいろ古いソフトのテストができるようにしてみた。
ハード:
CPU PentiumIII 933MHz
M/B Aopen MX3S intel815E
グラフィックス オンボード (microATX で昔事務仕事に使ってた機械なので)
メモリー 384MB=256+128
HDD MAXTOR 160GB IDE UltraATA100
バックアップ HDD MAXTOR 30GB IDE UltraATA100
光学ドライブ 日立DVD-RAM GSA-4120B
サウンド オンボード AC'97
ポート USB1.1 LAN
MicroATX 用ケースには HDD 1台しか入らないので、4つのパーテーションに分けることにした。
OSを何にするかであるが、NT系はMBRが再インストール等で変ってしまうので X。
それに、ゲーム向きでないし、Xp以降は Main Machine で試せるし。
MS-DOS6.20V と Windows95b と Windows98SE をとりあえず入れることにした。
相互に読み出しを考えて FAT16 で 2GB ずつとした。空いてる第4パーテーションはFAT32 に。
<1>マルチブートマネージャ MBM でHDD区画( artおじさん のHP参照)
まず FDD で DOS を立ち上げ MBM edit で4パーテーションに分けた。
MBM の拡張メニュー用に 0 cly をあけて通常より 1 シリンダずつずらして区画した。
昔のことで忘れていたが、FAT16 の管理する
2GB とは 261cyl*255head*63sector*512byte=2146798080byte(2047MB) 以下のことだったようだ。
第1パーテーションに MS-DOS6.20V をインストール。
再び FDD で DOS を立ち上げ MBM で第1・3・4 パーテーションをマスク。(06h->16h)(0Ch->1Ch)
第2パーテーションに Windows95b をインストール。(Win95用起動FDDで立ち上げて CD-ROM から SETUP)
再び FDD で DOS を立ち上げ MBM で第2 パーテーションをマスク。(06h->16h)
第3 パーテーションをマスク解除。(16h->06h)
第3パーテーションに Windows98SE をインストール。(手持ちのものは Win98 をインスト後 Win98SE に Upgrade)
再び FDD で DOS を立ち上げ MBM で第1・2・4 パーテーションをマスク解除。(16h->06h)(1Ch->0Ch)
MBM を MBR にインストール。
マルチブートが可能になる。
MS-DOS はこのままでよいが、Windows はドライバを入れないと使い物にならない。
M/B のドライバディスクが紛失しているので、Aopen のHPからドライバをダウンロード。
これを実機に移すのには CD-RW に焼くか USBメモリーであるが・・・
USBメモリーの道のりが遠いのは前回わかったので、素直に CD-RW に焼く。
<2>先に Windows98SE を整備。
Intel Chipset Software-inf4001013-win98se-xp 展開し実行。
数回再起動し、各種ドライバインスト。
AGP drivers for Win 959898SEME-win9x
Audio driver for Win 98SEME2000XP-wdm
DirectX-90c-x86-x86_64-Dec2006-98se用
intel application accelerator Iata_222
Intel LAN driver for Windows9898SEME-R6.2.1-win98me
Windows 98SE USB Mass Storage Device Drivers-nusb33j
これで一応、画面、サウンド、LAN、USBメモリー(2GBまで)が使えるようになる。
<3>次に Windows95b を整備。
Intel Chipset Software-inf340-win95-xp展開し実行。
数回再起動し、各種ドライバインスト。
DCOM95.EXE (次に必要)
再起動
AGP drivers for Win 959898SEME-win9x
再起動
DirectX-V8.0a(次より先に必要?)
再起動
Audio driver for Win9598-vxd
HDD や CDdrive の DMA 設定
(Windows 98SE USB Mass Storage Device Drivers-nusb33j入れるとハングアップ)
(Intel LAN driver 5.1.1Win95-Xp 入れるとエラー)
これで一応、画面、サウンドが使えるようになる。LAN driver は Win95 用になっているが、なぜかエラーでダメ。
<4>バックアップ作成
実験用の環境は一応できたが、Windows95 や Windows98 はすぐハングアップしたり、システムが不安定になることが多いので、バックアップを作ることにする。
バックアップファイルを作るか、クローンドライブを作るかであるが、
HDD は余っているので、とりあえずクローンドライブを作ることにする。
Free のバックアップソフトとしては、有名なところでは
1) EaseUS_DiskCopy_Home:
現在は ver2.3.1 だが、CD-RWに焼いて起動させるが画面モードのエラーが出て動かない。
ver2.3 や ver2.0 もだめ。
EaseUS_DiskCopy ver1.0 は画面表示可能でうまく起動した。
但し Source HDD は IDE 0ch master
Destination HDD は IDE 1ch master につながないとダメ
ドライブ全体を sector 単位で指定してのコピーのみ。
FAT16 の 2GB(261cyl*255head*63sector*512byte=2146798080byte)(2047MB)が
3 partition では 261*255*63*3=12578895 セクタ以上コピーすればよい。
これで一応コピーHDDはできた。
2) EaseUS Todo Backup:
現在は ver5.6 だが、CD-RWに焼いて起動させるがやはり画面モードのエラーが出て動かない。
一番古そうな ver1.1 を探してやっても同じエラーでだめ。
3) Paragon Backup & Recovery 2012 Free Edition:
Main Machine にインストールして Tools -> Burn Recovery Media で CD-RWに焼いて起動させるが
normal mode ではやはり画面モードのエラーが出て動かない。
safe mode 又は low-graphic safe mode では起動し、パーテーション毎にバックアップファイルにできる。
空いている第4 パーテーションにバックアップファイルを置く。
とりあえず別 HDD にコピーができ、パーテーションごとにバックアップもできたので、これで起動不能になっても大丈夫。
昔のゲーム等のソフトの実験用として10年前の機械を整備することにしたが、
ユーティリティソフトも当時のソフトでないと動かないものも多いこともわかった。こちらを探すほうが余計手間がかかる。